2025年度「　VTuber企業コラボレーション・まとめ55　」

VTuber市場の二大巨頭であるホロライブプロダクションとにじさんじが中心に、各グループが様々な企業とコラボを行っています。

今年だけでも既に50以上のコラボが行われており、今後も増えて行くことが予想されます。

2025年度 企業コラボまとめ

今年と今後の動向

今年のVTuber市場を眺めていると、大手事務所さんたちの「色」が、これまで以上にはっきりと分かれてきたな、と感じます。それぞれの戦略に、明確な個性が表れているんですね。

ホロライブ

まず、ホロライブプロダクションさんは、私たちの日常生活にもっと溶け込んでいくような、「メインストリームのエンターテイメント」としての道を力強く歩んでいます。テレビCMやイベントなどで見かける機会も増え、VTuberファンという垣根を越えて、多くの人に愛されるブランドになろうとしているのが伝わってきます。

にじさんじ

一方、にじさんじさんは、その大家族のようなタレントさんの多さを活かして、まるで「一大経済圏」を築いているようです。様々な業界と次々にタッグを組み、高頻度でキャンペーンを展開する姿は、まさに「にじさんじがいるところ、常に新しい楽しみあり」といった印象を受けます。

その他の事務所

でも、面白いのは大手さんだけではありません。 ぶいすぽっ！さんやNeo-Porteさんのように、特定の分野にグッとフォーカスした事務所さんも、存在感を増しています。特に「ゲーム」という熱量の高い分野でしっかりとファンを掴み、市場に「得意分野で勝負する」という新しい流れを作っているように見えます。

個人も

そして、今年特に目覚ましいのが、個人VTuberさんたちの活躍です。 しぐれういさんをはじめ、事務所に所属していなくても、大手さんと肩を並べるような大きなコラボレーションを次々と実現させています。これはもう、「個人のブランド力」そのものが、事務所の大きさとは関係なく市場を動かす力を持つ、新しい時代に入った証拠なのかもしれません。

今後について

こうした動きに合わせて、私たちファンが手にする商品も、ずいぶん多彩になりました。 コンビニで気軽に買えるお菓子から、中には数十万円もするようなハイスペックなPCまで。

これは、企業側が私たちファンを「ライトに応援したい人」から「深く、熱心に応援したい人」まで、ちゃんと見分けて、それぞれの人に「刺さる」アプローチを考えてくれている、ということなのでしょう。

ただ一つの「VTuberブーム」ではなく、それぞれの個性と戦略が花開く。そんな、より深く、面白い市場へと進化している真っ最中なのかもしれませんね。